1. はじめに
アクションカメラ(ウエアラブルカメラとも言う)を使い出したのは2016年でもうすぐ10年になる。
アクションカメラ導入のきっかけは、当時に旧ブログで書いたが
『自分の釣りを自分の目線で後で見直したいから』

自分の釣りをプレイバックしつつ、動画編集に興味があったので編集した目線動画を2016年末にYouTubeで公開し始めた。

動画編集に関する知識習得が第一目的だったので、aviutlという超マニアックなフリーの編集ソフトを使っていたのが懐かしい。
自分好みのハードロックの名作をBGMにして「アタリ99(リスペクト版)」というシリーズ動画を作ってYouTube公開していたが、PV数を稼ぐ事は殆ど意識しておらずサムネも作らずにとりあえずアップしていて、今見直すとお恥ずかしいコンテンツクオリティである💦
ちょっと脱線したので話しをアクションカメラに戻します。
「自分の目線」で撮影できる最適な機種として当時選んだのがHX-A500で10年以上前に発売された製品になるが基本性能が優秀(詳細は後述)なのでいまだに現役です。
2026年1月時点でYouTubeに公開している動画はすべてHX-A500で撮影したものです。
ただ、不便な点もあるし新機種も気になっていたのでInsta360 GO 3Sを購入して、HX-A500と比較しつつ、GO 3Sのレビュー記事としてまとめることにした。
POV撮影用のアクションカメラは多数あるけど「自分の目線」で撮影できる機種は以外と少ない。
興味のある方は是非読み進めてください。
1. 製品紹介
足で稼ぐ落とし込み釣りの撮影で使用するアクションカメラは画質だけでなく、どこに装着できるか/どう運用できるか が重要です。
私の場合、自分の目線で撮影をしたいので、頭部にカメラが装着できる事が必須条件です。
胸や首掛けで装着している状態は、目の位置から離れているだけでなく、首を振ったら目線ではなくなるので自分の目線の撮影には含みません。
長年愛用してきたパナソニックの分離型ウェアラブルカメラ HX-A500 と、超小型アクションカメラ Insta360 GO 3S をスペック・記録方式・実使用感 の観点から比較します。
■ HX-A500
パナソニックが2014年に発売したウェアラブルアクションカメラ。
「逃走中」という鬼ごっこTV番組でも使用されていたので「あー見たことある!」と懐かしく思い出す方もいると思う。
カメラ部と本体表示操作部(モニター付き)が分かれたツーピース構造 が特徴で、
撮影前や撮影中に 画面を見ながらカメラアングルの調整ができる 点が特徴です。
当時としては珍しい 4K/30p 撮影に対応し、防水・耐衝撃性能も備えたアウトドア向けモデルでした。
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発売:2014年6月
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スタイル:カメラ部+モニターユニット分離
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防水性能:IP58(約3m)
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動画:4K/30p 対応
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記録方式:microSDHCカード
※現在は新品での入手は困難です。
■ Insta360 GO 3S
Insta360 の超小型アクションカメラ「GO」シリーズの最新モデル。
カメラ本体は非常に小型で、帽子のツバや服、胸元などに装着できる のが特徴です。
別体の アクションポッド を使うことで、
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バッテリー延長
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モニター確認
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充電しながらの運用
が可能になり、用途に応じた使い分けができます。
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発売:2024年6月
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スタイル:超小型カメラ+アクションポッド
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防水性能:本体 約10m
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動画:4K/30p 対応
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記録方式:内蔵ストレージ(固定)
2. 主要スペック比較(4K/30p前提)
4K/30pを前提に主要スペックをまとめてみた。
私が重要と考えているスペックは「レンズ画角」と「最大記録時間」です。
| 比較項目 | HX-A500 | Insta360 GO 3S |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2014年6月 | 2024年6月 |
| 動画解像度(最高) | 4K/30p | 4K/30p |
| レンズ画角(最大) | 約160° | UltraWide: 約125°相当 |
| 音声 | モノラル | ステレオ |
| バッテリー | 内蔵(容量非公開) | カメラ:約310mAh アクションポッド:約1270mAh |
| 記録媒体 | microSDHCカード(取り換え可) 最大32GB(メーカー保証) |
内蔵ストレージ(固定) 約119GB(128GBモデル実使用) |
| 最大記録時間(4K/30p) | 約1時間 (microSDHC 32GB+バッテリー制限) ※メーカー公表値ではなく実使用に基づく |
バッテリー 内部ストレージ |
| 防水性能 | IP58(約3m) | 約10m |
レンズ画角
「画角」とは、写る範囲の「角度」です。
人間の視野は、両目で見ると左右180度以上ありますが、「何があるかハッキリ認識でき、距離感も正確に掴める範囲」(有効視野)は、だいたい45度〜50度くらいだと言われています。
私はHX-A500のレンズ画角を最大の160度で使ってきた。
広角になればなるほど歪が大きくなるので好みもあると思うが、広範囲を撮影しておき必要な部分を切り出す編集を行う事を前提としていたので最大広角設定にしていた。
一方、GO 3Sは最大で約125度(メーカー公証値ではなく公開データから算出した値)とHX-A500より小さい。
映像の歪を小さくしてより自然な画角を目指した設計なのか?と思ったが、実際に広角で撮影した結果は歪が小さかった。
広角撮影でも歪が小さいという事は、カメラで歪を補正(デワープ処理)している。
おそらくHX-A500と同程度の広角レンズで撮影してデワープ処理した結果が最大約125度相当の映像になっていると考えられる。
デワープ処理をすると歪は軽減できるが人工的な映像になるので、編集を前提としている人向けにデワープ処理無しの設定も欲しかったなー
ちょっとマニアックな展開になってきたのでこの辺でやめておきます😂
最大記録時間(4K/30p)
フカセ釣りや船釣り等のように釣り人の位置が固定であれば定点カメラ撮影でもよいが、足を使う落とし込み釣りでは不向きなので釣り人にカメラを装着するPOV撮影が必須になる。
ここ!というタイミングで撮影を開始する「Pre録画」という機能を使えば必要なタイミングでの撮影は可能だが自分の目線で撮影できるアクションカメラでPre録画を搭載している機種は現時点では見当たらない。
Pre録画を搭載している機種を工夫して頭部に装着するという方法もあるが、サイズや重量を考えると個人的にはNG(使える製品が登場するのはもう時間の問題だとは思うけど)
ちなみにPre録画とは、裏でずっと撮影しておき録画開始する少し前からの映像を記録できる仕組み。
落とし込みでは、掛けた瞬間に音声認識などで撮影を開始すれば欲しい部分だけ撮影できる。
※GO 3Sでは、アクションポッド使用時はPre録画できるがカメラ単体ではPre録画できない。
カメラ単体ではPre録画が使えないため撮りっぱなしの長尺映像から欲しい部分を切り出す事になるので「最大記録時間」はとても重要なスペックになる。
最大記録時間は
・バッテリーがどれだけ持つか?
・記録容量がどれだけあるか?
で決まる。
HX-A500では実使用で最大記録時間は、約1時間だったので、YouTubeに公開している「アタリ99(リスペクト版)」で99個のアタリを集めるのに約1年半も掛かった。
撮影時間を延長するには、
・バッテリーの再充電
・記録媒体(SDカード)の交換
・不要ファイルの削除
等の方法がある。
自分の運用に合わせて必要に応じて方法を選べばよいと思います。
GO 3S(カメラ単体)で4K/30p撮影すると、約38分しかバッテリーが持たないのがつらい点である。
3. 使用時の比較
■ 落下・水没のリスク
HX-A500
落下時に 本体側が引っ張られてカメラ部が抜ける可能性はある ものの、
ケーブルで繋がっている構造のため完全に落下するリスクは小さい と言えます。
一方、防水性能は低めなので、水際での使用では注意が必要です。
GO 3S
本体が非常に小型なため、脱着時にうっかり手を滑らせて落下する危険性は高め。
防水性能自体は高いものの、脱着時の落下には細心の注意が必要です。
■ 使用しないときの可搬性
HX-A500
ツーピース構造のため、そこそこ嵩張ります。
持ち運びにはポーチやスリングバッグなどが必要。
ポケットに入れて気軽に持ち歩く、というタイプではありません。
私としては、この大きさが運用上の最大の欠点でした。
GO 3S
圧倒的に小型・軽量で、持ち運びのハードルは非常に低い。
「とりあえず付ける」「必要なときだけ取り出す」という使い方ができます。
アクションポッド込みでも手のひらに乗るサイズです。
■ 装着方法
HX-A500
ヘッドマウントで固定してカメラは顔の左横に来ます。
映像は少し左側に寄った映像になります。
狙ったカメラポジションに調整するにはちょっとコツと時間が必要です。
GO 3S
帽子のツバに装着する場合、専用の簡易クリップでワンタッチ装着できます。
センターポジションに固定できるのでHX-A500のような左右の偏りはありません。
ただ、帽子のツバに装着すると39.1gでもそこそこ重たいので帽子をしっかり被ってないとドンドン下にずれてきます💦
また頭を急激に動かすと落下の危険性が高くなります。
■ 再生、ファイル操作
HX-A500
HX-A500自体に録画した動画の再生やファイル操作(削除など)を行う機能はありません。
Wi-Fi接続したスマホでファイル操作する機能は実装されていましたが、手間が掛かるしレスポンスが良くなかったのでほとんど使った事はありません。
GO 3S
アクションポッドに装着すれば、録画した動画の再生やファイル操作(削除など)ができます。
レスポンスは問題なくストレスなく使用できます。
4. Insta360 GO 3S レビュー
ざっとですがGO 3Sを一通り使ってみたので、お薦めの設定や使い方を紹介します。
推奨設定
フィルター
デフォルトは「MEGA」になっているが、より広角にしたいのであれば「Ultra」に変更。
前述の通りデワープ処理されるので人工的というか不自然さは残るが、普通に見ている分に違和感は感じないと思うレベル。
音声
デフォルトでは「風切り音低減」になっている。
ノイズを消す代わりに、少しデジタル的な加工感(ハードな音)が出ます。
デジタル処理が最も少ない自然な音にしたいのであれば「ステレオ」に変更。
カラー
デフォルトでは「標準」になっている。
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色の特徴: コントラストが強く、色が鮮やかです。青空や植物の緑、肌の色などがパッと見て美しく見えるようにカメラ内で補正されます。
個人的には人工的な加工と明確に感じるレベルです。 -
メリット: 面倒な色補正(カラーグレーディング)をせず、そのままSNSに投稿したりするのに適しています。
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デメリット: カメラが自動で色を濃く、影を暗く設定してしまうため、動画編集で「暗い部分を少し明るくしたい」と思っても、データが削られていてノイズが出やすくなります。
編集素材としてできるだけ自然に撮るなら「グロー」に変更。
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色の特徴: 彩度(色の濃さ)とコントラストが意図的に低く抑えられています。画面全体が白っぽく、眠たい感じに見えます。
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メリット: 明るい部分から暗い部分までのデータ(ダイナミックレンジ)が広く残されています。動画編集での色合わせに非常に強く、HX-A500の色味に近いです。
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デメリット: 編集を前提としているため、撮ったままの状態では迫力が薄れます。後から「彩度」や「コントラスト」を調整する作業が必要です。
文章だけでは分かりにくいと思うので、違いが良く分かるように同時撮影した時のキャプチャ画像を参考までに掲載します。

使用例
私のGO 3S の基本的な使い方は 帽子のツバに装着してPOV撮影。
ただし、カメラ単体では バッテリーが約38分程度 しか持ちません。
個人的にはこれが最大の欠点です。これが1時間以上ならほぼ完璧だったのになー
そこで実用的なのが、
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普段は帽子のツバにカメラ単体で装着
-
バッテリーが減ったらアクションポッドで充電
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充電が終わったら、再び帽子のツバに戻す
という運用です。
実使用では、アクションポッドでの充電は約15分で完了、2回はカメラを満充電にできます。
別売オプションの購入が前提になりますが、アクションポッドを胸装着や首掛けにすれば充電しながらの撮影も可能で、視線カメラ的な撮影 と 胸位置での撮影 を交互に行う事もできます。
内部ストレージが128GBのモデルであれば約3時間分の動画が保存できるので、長時間撮影したい時は、アクションポッドを再充電するモバイルバッテリーを用意しておくとよいです。
日時設定
Insta360 GO 3Sの日時設定方法が分かりにくかったので書いておきます。
カメラ側では日時設定できず、アプリと接続が必要です。
アプリにも日時設定という項目は出てこないので分かりにくい。
アプリ接続して暫くするとスマホの日時で自動的にカメラの日時を設定するという仕組みです。
私は撮影後にPCとカメラをUSB接続して不要な動画ファイルを削除、必要な動画ファイルをPC側に移動しています。
購入直後にアクティベーションする時にアプリを使っただけで、普段はアプリを使わない運用なので日時設定方法が分からず色々探してやっとわかったという状況です。
アプリを使う事を前提としている分かりにくい仕様ですね・・・
余談
実は、Insta360 GO 3Sとどちらを購入するか検討した最新機種があります。
GO 3Sより一回りサイズが大きく重量もアップするため見送りましたが、カメラ単体でのバッテリー持続時間は約60分とGO 3Sより長いので興味がある方は調べてみてください。
GO 3Sを実際に使ってみて、サイズ感はこれ以上大きいと使いにくいし、重量に関してはツバに装着するせいかもっと軽い方がいいと感じたのでGO 3Sを選んで正解でした。
まとめ
HX-A500 は、分離型構造によって「画面を見ながら視線カメラを調整できる」
という、今でもユニークな特徴を持つ4K/30pが撮影できるウェアラブルカメラでした。
一方、GO 3S は、HX-A500 のような視線カメラ的な使い方もでき、アクションポッドを首掛けや胸装着でも使える(別売オプションが必要) のが大きな特徴です。
個人的な感想になるが、動画編集を前提とした使い方であれば
「カメラ自体の進化」が大きく進化したとは感じないが
「装着と運用の自由度」が大きく進化したと感じる機種です。
この記事を読んで興味が出てきた方は是非一度手にしてみて下さい。
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