はじめに
3シーズンほど低水温期に実績を積んだ落とし方があるので、今回は久々に目印テクニック講座を書きます。
先に言っておきますが、初心者向けではないマニアックな内容ですので悪しからず🙇
低水温期はカニや虫餌などで深棚/底狙いが定番だと思います。
過去の経験上、深棚を狙いつつ宙層で当たればラッキー的な釣り方が釣果的に伸びます。
以前は、目印が全く届かない深棚を狙ったり、長~い目印を使ったりしたこともありましたが、今は個人的な好みもあって1.5~2mの目印と硬いエサ(イガイやフジツボ、たまにパイプ)で年中やってます。
私は目印アタリへの拘りが強いので、低水温期でも2ヒロまでの宙層で目印アタリを引き出して掛ける事を追求した結果、考え出したのが今回紹介する釣り方です。
土日の天気が良くないみたいなので早目のうどんセットww
牡蠣たまが終了したので定番🍜
今回はここ数年冬にやってる落とし方が良かったみたい
久々にブログネタにするかな😎 pic.twitter.com/Jc7yZEfC8R— blacky (@blacky1089) March 22, 2024
冒頭でも書きましたが、今回はマニアックな釣り方についての内容で、ここからは画像や動画はなく文章だけになるので、ここから先は興味のある方だけ覚悟してお進みください😎
フリーフォール釣法
低水温期は、棚が深くなってアタリが小さくなる事が多くなります。
(※ここで言う低水温は10度以上です。過去の経験上、10度未満になるとチヌが口をほぼ使わなくなります)
水温低下とエサの減少で魚の活性が下がって、エサを追うスピードが遅くなって、エサを咥えても殆ど動かない状態だと想像しています。
気持ちいいツンアタリや走るアタリではなく、ふわっと止まるようなアタリが増えます。
底で当たる時も魚は上層に居てエサを追いかけて行って、最終的に食うのが底になっていると思っています。
この釣り方をよく使うのは、水温が底を打つ時期とその前後で、ゆっくりエサを見せて追わせて宙層で食わせたいという状況下になります。
厳寒期でも宙層で食わせる事を意識しているので、エサは冷凍フジツボを使う事が多いです。
仕掛けを張らない落とし方なので以降「フリーフォール釣法」と呼びますが、捌き方や使い時が重要なのでその辺を後述します。
仕掛けの捌き方
壁際ギリギリにエサを落として、ワンテンポ後にほぼ同じ場所に目印をまとめて置きます。
表現が難しいですが、ハリスを張らずにバサッと目印を一気に水面に置く感じです。
ポイントはハリスを張らない事で、一度に水面に置く目印の数は状況次第で1~3個です。
アタリは沈んで行く目印で取ります。
一般的には、
ハリスをしっかり張りながら・・・
ハリスは緩めないで・・・
というのが落とし込みの基本テクニックなので、何も考えずにやると逆に釣れなくなる落とし方であることをお断りしておきます。
フリーフォール釣法を使う条件
条件1:ゆっくり落とさないと当たらない、張り気味に落とすと当たらない時
理由は分からないが、ゆっくりとエサを落とさないと魚が口を使わない時があります。
魚の活性が低い時は、積極的にエサを追って食いつく事が少なるので、ゆっくり落として食わせる間を作る必要があるのではないか🤔
仕掛けを張ると不自然な落ち方になって口を使わないのではないか🤔
と想像してます。
オモリはできるだけ軽くして、場合によってはノーシンカーにします。
身がしっかり入ったフジツボよりも身が瘦せた冷凍フジツボの方が「オモリ調整の余地」があるので使いやすいです。
条件2:即合わせすると乗らない時
魚の活性が低い時は、即合わせするとすっぽ抜ける事が多くなります。
食い込みが浅いので、しっかり食い込んでから合わせた方が掛かりがよくなるのではないかと想像します🤔
仕掛けを張っていないので、ファーストタッチのアタリがぼけて自然と遅合わせになります。
ファーストタッチのアタリを見逃して遅合わせすればええやんと思う人もいるでしょうが、私は即合わせが基本で体に染みついているので意識的に遅アワセするとどこで合わせればよいのかワケワカメになって調子がおかしくなります💦
なので、このようなファーストタッチのアタリをぼかして合わせを遅らせる方法を思い付きました。
宙層で目印が止まったり走っているということは、高確率で魚の口の中に針があります😌
ファーストタッチのアタリはぼけるけど、その後エサを離さなければ、目印にアタリが出ます。
走るアタリはほどんど無くて、目印が沈んで行かない止めアタリが多いです。
アタリは小さいですが、意外と長くエサを咥えているような気がします。
長くと言っても1,2秒の世界ですが。。
条件3:その他
この落とし方に限ったことではないですが、フリーフォールすると際から離れるような潮の時はダメです。
フリーフォール釣法に適した仕掛け
沈んでいく目印でアタリを取るので、まとめて水面に置いた時は沈まず、小さい抵抗で沈む目印仕掛けが最適です。
ほんの僅かに浮力がある目印で、普段私が使っている目印仕掛けになります。
参考までに、私が普段使っている目印仕掛けの詳細については一番最後にリンクを貼っておきます。
浮力が大きい目印は、目印がエサを引っ張ってしまうので狙った落ち方にならないです。
逆に浮力がない目印は目印自体が沈んで行くので、目印をまとめて水面に置く操作が難しくなります。
できなくはないですが細かな操作が必要なので、アタリ自体が少ない時期にはしんどい操作になります・・・
目印並みにラインの動きが見える人にはできると思いますが、仕掛けを張らないのでヘチ釣りでは更にむずかしい操作になります。
目の良いヘチ師であれば、フロートラインでやってみると良いかもしれません。
アタリの少ない状況で集中して落とし続けるのは大変ですが、ある意味ずぼらな落とし方でもあるので、楽チンなのも低活性な時期に向いている気がしますww
まとめ
今回書いた落とし方は、基本的な落とし方から外れるので、
こういう落とし方もあるのかー
っと感じてもらえばよいかと。
基本テクニックを押さえた上でのオプション的な落とし方という位置付けです。
繰り返しになりますが、意識せずにフリーフォールさせると、初心者と同様になってしまうので意識して狙ってやる事が重要です。
ビギナーズラックというのがありますが、もしかしたらこれが一要因かもしれませんね。
今回のポイントを端的にまとめると下記になります。
・魚の口の中にある時に合わせる
底や段差でステイさせるのも同じ考え方かなーと思ってます。
段差の釣りについては、目印テクニック講座の第1回で書いています。
こういう新たな落とし方を見つけて実績を上げるのも落とし込み釣りの奥深い所と思います。
ちなみに、この落とし方のヒントになったのは、フカセ釣りの名手である猪熊博之さんの仕掛けを張らない「フリーフォール釣法」です。
フカセ釣りとは目的が違いますが、釣り番組で見掛けた時にピンと閃いて、3年シーズンぐらい試してみて実績を確認したので今回記事にしているというのが現状です。
気になる人は「猪熊博之 フリーフォール」でググってみてください。
最後に、この釣りの面白い所は、こういう落とし方に行きつくまでのプロセスと感じています。
引き出しを増やすというか、新たな落とし方を見つ出すという表現が適していると思います。
変鯛釣り師になるためには必須の思考プロセスではないかと🤣
それでは、今回はこんな所でおしまーい
あ、余談ですが、私はメジルシストなんで、年中ドリドリでも釣ってます😌
三連休中日で唯一の晴れみたいなんで人が多くて狙った場所へ入れず😭
何とかエエのん釣れたけどアタリは極貧⋯😵
ミドリが無かったら食らってたかもしれん😅 pic.twitter.com/NVuYMdIfht— blacky (@blacky1089) February 24, 2024
文字ばかりの内容をここまで読んでいただいた方、ありがとうございます🙇
PS:ネタはたくさんあるけどまだ3回目か・・・ボチボチですが頑張ります
過去の目印テクニック講座
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